言語教育コース

 言語教育コースでは、伝統的な個別言語の研究、教育と従来行われてこなかった人間の言語教育の本質について研究します。

 本外国語学部では日本語学科、英米語学科、中国語学科があり、それぞれの言語教育、コミュニケーション教育、言語、文化の研究と教育が行われてきました。大学院では、そのうちの言語教育研究を個別的かつ横断的、相互関連的に行います。それにより、学部での研究、教育と一貫性を持つばかりでなく、言語教育研究に発展性をもたせることができます。世界に普及する日本語の研究・教育、国際語として世界的レベルで広がっていく英語の研究・教育、アジアでもっとも使用人口が大きく、影響力を持ちつつある中国語の研究、教育にはそれぞれ独自性があります。これらの特色を尊重するとともに、3言語教育に共通した言語教育のテーマ、相互関連性に注目し、言語教育の本質にせまります。

 このような観点から、外国語としての日本語、英語、中国語に関する教育方法、教材研究、カリキュラム研究に加えて、言語評価研究、それに国際、比較教育などを設置しています。さらに言語行動、言語文化コースにある言語習得、対照言語研究、言語政策、言語表現、コミュニケーション、3言語の文学、文法、比較文化研究などのもろもろの講座を利用すると、言語教育の多角的、有機的な研究ができます。これだけの言語教育の関連研究ができるのはわが国大学院ではきわめて少ないといえます。

 また、高度職業人を育てるコースとして専修免許をとることが可能になっており、英語教育界の指導者を養成する教師の布陣をもっています。たんに言語研究ばかりでなく、国際文化の研究もできる内容から考えて、高等学校、中学校での指導的立場につく力と情熱を養うには好適です。また日本語教育界での指導者も本大学院から育てることが可能です。さらに中国語教育の大学院レベルでの専門家養成はわが国ではきわめて珍しく、中国語教育を創設してあります。特に外国人留学生は、本研究科で修士号を取得した後、帰国し、外国語としての日本語教育や中国語教育に従事し、リーダーとして活躍することになりえるでしょう。