2018年度

ご挨拶


 1998年に設置された応用言語学研究科はすでに20年の時を経て、研究科長も小池生夫先生から原口庄輔先生、遊佐昇先生、大津由紀雄先生へと受け継がれ、今年度から私高野敬三がその役を務めさせていただくことになりました。日本で唯一である「応用言語学研究科」に携わる機会を与えていただいたことは、身に余る光栄であると同時に身の引き締まる思いでおります。

 初代研究科長である小池先生のお言葉を拝借すると、「応用言語学は言語学のひとつであり、言語に関連する人間行動の諸科学をマクロ的にまとめた分野である。すなわち、言語理論も応用して幅広い意味での様々な言語行動の分析を行い、人間の言語行動によって立つ原理・規則を発見しようとするものである。」とあります。

 20周年を迎えた明海大学大学院応用言語学研究科ですが、人間の場合、肉体的には成熟していても精神的にはまだまだ成熟しているとは言い切れないのが20歳です。私たちの応用言語学研究科もまだまだこれからであり、これからじっくり考えることも必要ではないでしょうか。

 ドイツの詩人ゲーテの言葉に、

 

 Without haste, but without rest. (急がずに、だが休まずに。)

 

というのがあります。研究も同様、休むことはできませんが、急ぐこともできないことだと考えます。院生諸君にも真摯に研究に取り組み、じっくりと己の結論を見つけていただきたい。そのためには、それぞれの指導教員のもとしっかりと研究に打ち込むこと。

以上を院生へのメッセージとさせていただきます。

 

応用言語学研究科長

高野 敬三